岡山のひだまり歯科では、健康な歯は健康のまま、初期虫歯は早期管理・予防をしたいと思っております。また、虫歯の場合、早期に虫歯を発見し、歯への負担を最小限に抑えて治療したいと思っております。
虫歯治療が終わったら、予防・メインテナンスへ移行して良好なお口の状態をキープします。
気になる症状がある方、虫歯を予防したい方は是非、当院へご相談ください。
虫歯は早期管理・早期予防が大事
- むし歯は削っても、失った部分は元に戻らないため、健康な歯を長期に維持することが非常に重要
- 削らざるを得ない場合でも、虫歯のできにくいお口の環境をはじめの段階で作っておくことで必要最小限の範囲で治療することが可能、再発もしづらく可能性がある
- 「しみる」「痛い」等の症状が現れる前に治療できる
- 初期の虫歯であれば、痛くない治療で改善可能
- 治療にかかる費用が抑えられる
- 短期間で治療可能
早期管理・早期予防にはこのようなメリットがあります。
たとえ症状がなかったとしても、定期的にお口の健康チェックを受けるようにしましょう。
虫歯の進行と治療方法
虫歯の進行度はC0(シーオー)からC4までの5段階に分類されます。
進行すればするほど歯を削る量は増加し、歯へのダメージ・治療費・治療期間など様々な負担が増すことになるので、大切な天然歯を守るには早期発見・早期治療が重要です。
C0:エナメル質が溶けて柔らかくなった状態
エナメル質(歯の表面)が溶け始めていますが、穴はまだ開いていません。
痛みなどの症状もまだ現れません。
治療法
歯を削るなどの治療は必要なく、適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングで改善させることが可能です。
適切な食習慣、フッ化物応用も非常に重要となってきます。
C1:エナメル質が欠けた状態
虫歯によりエナメル質が溶けて、穴が開いた状態です。
この段階でもまだ自覚症状は現れません。
治療法
COと同様に、この段階の虫歯なら適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングで改善させることが可能です。
適切な食習慣、フッ化物応用も非常に重要となってきます。
C2:虫歯が象牙質に進行した状態
虫歯がエナメル質を超えて象牙質まで進行した状態です。
冷たいものや熱いものがしみるようになります。
治療法
虫歯部分を必要最小限だけ削り、そこに詰め物(クラウン)や部分的なかぶせ(インレー)入れて歯を補います。
C3:虫歯が神経まで達した状態
虫歯が歯の神経(歯髄)まで進行して、炎症が起こっている状態です。
何もしなくても激しく痛むようになります。
治療法
虫歯に汚染された歯の神経を取り除き、清掃・消毒する根管治療が必要になります。治療後、土台(コア)を形成して被せ物(クラウン)を入れて歯を補います。
C4:虫歯が歯根まで達した状態
歯の歯冠部分が崩壊して、根っこ(歯根)だけが残った状態です。
神経が壊死しているので痛みはなくなりますが、歯根に膿の袋ができると再び激しく痛みだします。
治療法
ここまで進行すると歯の保存は難しく、抜歯が必要な場合があります。
抜歯後はブリッジや入れ歯などでお口の機能を補います。
重度の虫歯・根管治療の流れ
虫歯がC3以上まで進行して、歯の神経(歯髄)を汚染している場合、根管治療が必要となります。
根管治療とは、歯の神経が通る管(根管)から虫歯によって汚染された神経を除去して、清掃・消毒した後、充填剤を詰めて再感染を防ぐ治療です。
虫歯に汚染された神経は炎症を起こし、激しく痛むようになるため、根管治療でこれを取り除いて歯の保存をはかります。
根管治療の流れ
1歯冠を切削
歯冠を削って根管が見えるようにします。
2神経を除去
ファイルという専用器具で虫歯に汚染された歯の神経や歯質などを除去します。
3根管内を消毒
根管内を清掃した後、消毒します。
4根管内のスペースを充填
根管内のスペースに充填剤を隙間なく詰めて、密封します。
5土台(コア)を形成
歯の土台(コア)を形成して、被せ物(クラウン)の型取りを行います。
6被せ物を装着
完成した被せ物(クラウン)を装着させます。
当院で行う虫歯治療の流れ
1予約
ご来院前に当院へご連絡いただき、診療のご予約をお取りください。
2問診
診察室で歯科医師が問診を行います。
今ある症状やこれまでの経緯、ご希望の治療などを詳しくおうかがいします。
3検査・レントゲン撮影
口腔内検査や歯周基本検査、噛み合わせのチェック、レントゲン撮影・口腔内写真など各種検査を実施します。
4治療方法のご説明
問診や検査結果をもとに、患者様お一人お一人に最適な治療をご提案いたします。
5治療
お伝えした治療方針に沿って各種治療を行います。
6定期検診
患部の治療が終わったあとも、虫歯の再発等を防ぐために定期的に検診を受けていただきます。
虫歯治療後なのに歯がしみる、噛むと痛いときの原因と対処法
虫歯の治療をしたあと歯が痛む原因
①歯を削ったあと、歯の神経が過敏になっている
虫歯治療により歯の神経(歯髄)近くを削ると、歯が過敏な状態になり、少しの刺激でも痛いと感じるようになる場合があります。
時間の経過とともに痛みを感じなくなりますので、ご安心ください。
②虫歯が大きく神経が弱っている
虫歯が大きいと、それを取り除く時に生じる振動や熱により、どうしても歯の神経がダメージを受けて弱ってしまいます。
これがしみや痛みなどの原因になるのですが、こちらも時間の経験とともに解消されるので心配ありません。
③神経を取ったあと歯根膜が炎症している
根管治療により歯の神経(歯髄)を取ると、歯根膜で炎症が起こり、噛んだ時に痛みを感じる場合があります。
④詰め物の高さが高くなっている
虫歯治療後、詰め物を入れて歯を補いますが、詰め物を入れたばかりは少し高さが残っているため、歯を噛み合わせた時に隙間ができる場合があり、これが原因で歯根膜がダメージを受けて噛んだ時に痛みを感じることがあります。
⑤銀歯が熱を伝えやすく刺激を受けている
虫歯治療で銀歯を入れた時、銀歯は熱を伝えやすいため、刺激を受けて痛みを感じるケースがあります。
虫歯治療後に歯が痛むときの対処法
虫歯治療後、痛みやしみがある時は、すぐに当院へご相談ください。
ご来院いただくまで時間がかかるようでしたら、市販の痛み止めで症状を緩和させるようにしましょう。
また症状が落ち着くまで、患部に熱いもの・冷たいものが当たらないように注意しましょう。
入浴して血行が良くなると痛みが増す恐れがありますので、症状がある時は熱いお風呂に入らないようにしてください。
そして患部を手で触れると細菌に感染して悪化を招く恐れがありますので、痛みやしみがあっても手で触れないようにしてください。
虫歯治療後の食事
虫歯治療後の食事ですが、大人の方で約1~3時間後、お子様で約1~2時間後を目安にとるようにしましょう。
このくらいの時間が経過すれば、局所麻酔の効果がなくなるからです。
麻酔が切れるまで1~3時間は食事を控えましょう
局所麻酔を使って治療した場合、治療後もしばらくお口の中が麻痺します。
麻酔が覚めないうちに食事すると頬や唇を噛んだり、食べ物の温度がわかりにくく火傷したりする恐れがありますので、麻酔が効いている間の食事は避けてください。
どうしても食事したい場合は、熱いものは避けて、食べやすいゼリーや冷ましたスープなどをお召し上がりください。
仮蓋・詰め物・被せ物が固まるまで食事は控えましょう
歯を削る処置や根管治療を行った後は、仮蓋を入れます。
仮蓋は固まるまで時間がかかりますので、それまで食事しないようにしてください。
また詰め物・被せ物を入れた場合も同じで、歯と接着させるために塗ったセメントが固まるまで食事はお控えください。
仮蓋・詰め物・被せ物が固まる時間は材料によって異なるため、治療後、個別にお伝えさせていただきます。
治療後、歯が痛いときにおすすめの食事
治療後、歯が痛む時には硬いものや熱いものは避けて、豆腐やポタージュスープ、柔らかいうどんや煮物などを召し上がってください。
基本的にあまり噛まなくても食べられるもの、熱くないものを選ぶようにしましょう。